姫路城見学のため姫路市を訪れ、ホテル近くのファミリーマートへ買い物に立ち寄った。当店には自動ドアが2つあり、1つは商店街沿いの大きめのドア、あとひとつは車道沿いに集客目的のために無理に後付されたような小さめのドアがあり、この自動ドアが開いた途端に15センチ程の段差がある。目線の高さからは店内を見渡せるようにデザインされており、自動ドア直後の段差には注意を喚起するような十分な注意書きはなかった。当店(フランチャイジー)とファミマの営業担当者によると、当該問題の段差で転倒する人が多い事をすでに把握済みであった。しかし、今までこのような重傷に至る怪我が報告されていないので放置していたとの弁明であった。なお、フランチャイジーによると当該ドアの危険性を以前から本社に伝えているが何ら予防策を講じられなかったらしい。フランチャイザーとフランチャイジーの管理責任の所在が不明。転倒直後に「注意書きを貼っていますよ」と冷たくあしらわれた視線の先には、A4サイズの用紙に色褪せた判読できないサイズの注意書きらしきものが貼ってあった。ただ単なる転倒ならば無視してよいと言わんばかりの会社の体質が構造物の改善を図ることもなく放置された事が今回の事故の原因と思われる。
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