事故事例の詳細

事故概要

給食当番であった本児は,当番数人と並んで,給食室へ食器を返しに行った。そのあと, 1棟 2階へ通じる渡り廊下を通って帰る途中,誤って,高さ 94cmの手すりを越え,約 5m下のアスファルト舗装の地面に転落した。 1階渡り廊下付近にいた児童が落下したのをみつけ,近くの保健室へ知らせた。たまたま居合わせた担任と養護教諭が駆けつけ,安静を保ちながら救急車で整形外科病院へ運び,手当を受けた。夜半ごろ急に容態が悪化したため,翌日他院へ転送。脾臓の破裂が判明,手術を行い病状は一進一退であったが, 29日午後 2時 06分急性呼吸不全,急性腎不全,脳挫傷,脾破裂のため,死亡した。


この事故の事故パターン

  事故のきっかけ 事故の過程 結果 詳細と留意点
  低い手すり・柵・腰壁など  手すりなどの上を越える  墜落(ベランダや屋上などの高所から落下すること)  事故パターンの詳細と留意点を見る

事故概要詳細

情報ソース 学校関係団体による収集事例 
建物用途 学校  
場所 外構・アプローチ 廊下・ホール  
建築部位 手すり その他  
障害程度 死亡  
事故にあった方 年齢  
性別 小 3男 
出典: 学校リスク研究所・転落事故データベース(内田良 愛知教育大学講師)
学校の管理下の死亡・障害事例と事故防止の留意点 (独立行政法人 日本スポーツ振興センター)
ID:437[mid:175]