事故パターンの説明

事故パターン

機械設備 エスカレーター 
事故の過程 乗車中に転倒し、転落につながる 
事故種別(結果) 転落 
事故の例

年始の買物でエスカレーターは凄く混雑していて、将棋倒しの状態になった。 擦り傷程度で済んだが、交通整理員とか案内人がいなかった。 

事故のきっかけと対策

事故のきっかけ 建設段階の対策 管理段階の対策
(1) ハンドレールを持たずに乗車中にバランスを失う  ハンドレールの保持について注意喚起のための音声設備などを装備する。  ハンドレールの保持について注意喚起する。ハンドレールを清潔に保つ。 
(2) 平たん部の踏段にまたがって足を乗せ、踏み段の上昇時に転倒する  踏み段の踏み面周縁部を塗色するなど踏み段の位置を明示する。中間部に平たん部がある場合は、注意喚起のための音声設備等を装備する。  利用状況を把握し、注意喚起を行う。 
(3) 持っている荷物等のバランスが崩れ、一緒に転倒・転落する  利用状況を推定し、エレベーターを併設し、大きな荷物の利用者はエレベーターに誘導する。大きな台車などと一緒に利用しないよう、乗り場に車止めを設ける。  利用状況を把握し、注意喚起を行う。 
(4) 歩行する人やその荷物に押される    利用マナーの向上を掲示、音声等により呼びかける。 
(5) 歩行時につまずく滑る    利用マナーの向上を掲示、音声等により呼びかける。 
(6) 踏み段が急停止、急減速、逆行する  運行制御の信頼性を高めた設計、製造、据え付けを行う。  定期的な点検保守を行うほか、異常が報告された場合は、迅速に点検する。 
(7) 踏み段とハンドレールの速度がずれる  運行、制御の信頼性を高めた設計、製造、据え付けを行う。  定期的な点検保守を行うほか、異常が報告された場合は迅速に点検する。 

関連規定との関係

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