東京理科大学の直井研究室では、建物にかかわって生じる種々の事故(われわれは「建築日常災害」と総称しています)の防止を中心的な課題に据え、30年以上にわたって研究を重ねてきました。その編数は、およそ270編に達します。2009年に直井の定年退職により研究室を閉じるのを機に、この蓄積をデータベースとしてまとめました。研究資料ですから、そのままの形で直接設計などに使えるというものではありませんが、事故防止のための基礎的な参考資料として、何かの折に利用していただければ幸いです。
2014年3月